陰陽五行説の色って何か意味あるの?

陰陽五行説について

 

 

陰陽五行説には、特定の色が配色されていますが、何を意味しているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

 

「数ある色の中で、なぜこの五色が使われているのだろう」「陰陽五行説だから、縁起とか関係あるのかも?」など、いろいろと想像力を巡らせるかもしれません。

 

そこでこの記事では、陰陽五行説で用いられている色の意味について、わかりやすく説明します。

 

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陰陽五行説に登場する五色とは?

陰陽五行説に用いられている五つの色は、「青」「赤」「黄」「白」「黒」です。

 

なぜ五つの色が用いられているかと言うと、その理由は五行説の考え方にあります。

 

「陰陽五行説」とは、「陰陽説」と「五行説」という二つの思想から成り立っています。そして、五行説の根底にあるのは、「万物は木(もく)・火(か)・土(ど)・金(きん)・水(すい)の五つの元素からできている」という考えです。

 

 

この「五つの元素」の考え方は広く普及し、「五味」「五教」「五声」など、さまざまなものに「五」が用いられるようになりました。「五色」もその一つです。

 

 

五色が持つ意味

五行説に登場する五色の意味は、「五元素」を象徴しています。

 

五行説という自然哲学から生まれた五元素は、季節や自然を表現したものです。そして、各元素を象徴する色がそれぞれ当てはめられ、「五色」が誕生しました。

 

五元素と対応する色は、以下のとおりです。

  • 木(植物やその成長を象徴):青
  • 火(輝く太陽や炎を象徴):赤
  • 土(土壌や土から植物が芽を出す様子を象徴):黄
  • 金(鉱物や金属を象徴):白
  • 水(水や生命の源など霊性を象徴):黒

 

「水」というと、青や水色などを連想するかもしれませんが、五行説の「水」は、生命の源と捉えいて、黒を用いたのは、その奥深い意味を表現しようとしたのかもしれませんね(陰陽説では、陰と陽はカオスから誕生したとしています)。

 

五行説と五色は、はるか昔、古代中国で誕生した思想です。色の配色に、当時の考え方が垣間見れて、とても興味深いです。

 

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五色には、「正色」と「間色」がある

陰陽五行説の色について調べていると、「青(緑)」というように、一つの元素に対して二つの色が使われていることがわかります。厳密に言うと、二色を一括にすることはできません。
五行説に配色されているのは、青・赤・黄・白・黒で、「正色」と呼ばれています。

 

一方「緑」など、正色の代わりに割り当てられているのは、「間色」です。間色は、陰陽説の「陰が転じ陽となる」という、陰陽の動きによって生じた色とされています。

 

陰陽五行説に当てはめられる間色については、さまざまな解釈があるため、確実なことはわかりませんが、挙げられているのは、「緑」「紅」「黄」「縹(はなだ)」「紫」の5色です。「黄」に関しては、中間色であるため、正色と変わりません。

 

一つの元素に、複数の色があると、混乱してしまいそうですが、正色と呼ばれているものは、各元素1色であることを、覚えておくと良さそうです。

 

短冊の色は陰陽五行説が由来だった!

七夕というと、短冊に願い事を書いて笹に飾ることを連想する人も多いのではないでしょうか。

 

「五色の短冊私が書いた…」と、歌われているように、願いを書く短冊には、青・赤・黄・白・黒と五色あり、陰陽五行説からきていることがわかります。

 

しかし、短冊の色の意味は、五行説本来の意味よりも、儒教が説いた「五常(五徳)」の意味合いが強く出ています。

 

五常とは、以下の五つです。

  • 「仁」(青)「親切な人間になれますように」など、徳や成長に関する願いを書く
  • 「礼」(赤)「家族のみんなが健康に過ごせますように」など、家族や先祖に対する感謝を込めた願いを書く
  • 「信」(黄)「職場の人と信頼関係を築けますように」など、人とのかかわりに関する願い事を書く
  • 「義」(白)「遅刻しませんように」など、約束や義務を守る願い事を書く
  • 「智」(黒)「成績が上がりますように」など、学問に関する願いを書く

 

願い事別に、短冊の色を選ぶということを、意識している人はそれほど多くないかもしれません。しかし、短冊の色には意味があると知ったわけですから、次の七夕には、願い事にあった色の短冊を使ってみましょう。七夕というイベントが、より意味深いものに感じるかもしれませんよ。

 

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まとめ:陰陽五行説の配色は身近にある

陰陽五行説の色が持つ意味について、説明しました。色の意味はとてもシンプルでしたね。

 

さらに、陰陽五行説に配色されているのは正色で、陰陽の考え方から、間色もあるということがわかりました。

 

五行説の色が応用されている例として、七夕の短冊を紹介しましたが、五色はほかにも身近な場所で使われているかもしれませんね。もし見つけたら、五色の意味を当てはめて、使われている理由を考えると、新たな楽しみが生まれそうです。